モノホライズンレコード

”会話が生まれる”全員参加型のものづくりサービス「モノホライズン」のブログです。

【トライアングルカンパニー】子どもの心のイーハトーブ(理想郷)作り〜一人ひとりが生きる力を〜

トライアングルカンパニー

2003年創業。岩手県盛岡市。自治体のパンフレットや刊行物の編集業務を行う一方で、校歌の編曲、ウェブ制作からインターネット塾「まなびー」など、教育関連のサポートまで手がけている。

インタビュー

モノホライズン編集部

 

上澤淳一氏

トライアングルカンパニーの代表。教育サポート「岩手まなびー」では、個性を持った一人一人の子供が将来の選択肢を狭めることのないようにとの思いから、子どもやその親が教育面だけでなく生きるための総合的な情報を取り入れられるような活動を行っている。趣味は音楽。

会社紹介

Q:トライアングルカンパニーについて教えてください。

2003年に、編集の仕事を始めようと思い立ち上げた会社です。
当初は市の観光新聞や企業のパンフレット制作など、編集業務のみを行っていました。
その後、ホームページの制作などWeb関係の編集を手がけるようになり、現在に至っています。f:id:monohorizon:20161004174954j:plain

インターネット塾「まなびー」の運営や、イベントのDVD制作、親子対象のワークショップセラピー、はたまた校歌の編曲まで手がけていらっしゃいますね。

Q:ここまでクリエイティブに幅広く活動していらっしゃるのは、そういったバックグラウンドがあってのことでしょうか?

学生の頃、上京して音楽の専門学校に通っていました。
当時、写真が好きだったので写真屋さんをやりつつ、友人と一緒にパンフレット制作したのが今の編集の仕事の入り口になりますが、そんな関係で今に至っています。

 

子どもたちに総合的なサポートを

Q:「岩手まなびー」とは何でしょうか?

主にインターネットによる学習サポートがメインの取り組みです。
地域による教育環境の格差で十分な教育の選択肢を持たない子どもたちや、行事やクラブ活動で自分の時間がなかなかとれない子どもたちのためにインターネットを活用した学習をサポートしています。

Q:この取り組みを始められたきっかけはなんでしょうか?

ある塾の情報パンフレットを制作したことで、今挙げたような課題があることがわかり、何かしなければと思っていました。
そんな時に、2011年の東北震災が起こり、私の恩師から声がかかって被災した沿岸地域の中学生の学習をサポートすることになったのがきっかけで、この時から「岩手まなびー」を立ち上げ、本格的に教育方面に進出することになりました。
総合的に子どもたちのサポートをするために、学習面以外の面においてもいろんな情報を提供していきたいと考えて、今はオンライン学習塾とあわせて、フリーペーパーの形で情報発信していくことでサポートしています。具体的には、

  • 子育てに関するコラム
  • 学校に行きたくない時、どうすればいいか
  • 通信制の学校の情報
  • 発達障害の子ども向けの情報
  • 視覚情報の違いを補うための情報

などを取り上げています。

f:id:monohorizon:20160721151725j:plain 特集「学校に行きたくないときどうする?」2016年7月号より

クラウドファンディングプロジェクト

Q:今回、モノホライズン クラウドファンディングにてプロジェクトを立ち上げられましたが、挑戦される内容を教えてください。

現在、年4回岩手県内だけを対象に発行しているフリーペーパーを、継続的に発行したいという思いで始めました。
それと、限定的な地域の取り組みだけではなくて、日本全国に広めていきたいな、という思いもあり、今まで以上に部数を増やしたり、より内容を深めた上で困っているお子さんや、その親御さんに対して届けていきたいと考えてこのプロジェクトを始めました。

▼プロジェクトページを見る▼

一人ひとりの個性を大切にした教育を

学習環境に限らず、子ども達は忙しい日々を送っています。
そんな毎日に対応できなかったり、ストレスからイジメを行なったり、不登校になることも少なくない状況です。
このプロジェクトでは、そういった子どもの逃げ場になったり、癒しの場になることを目的としています。
それだけでなく、やりたいことを実現するための考え方や方法などの情報を得ようとする、アクティブな子どもや家族の人たちのためになるような情報も盛り込んでいきたいと考えています。
通常の発育をしている子どもが大変な状況ですので、発達のスピードが遅い子どもの場合はそれを上回る大変さであると想像します。
ただ、このような状況は、本人のみならず学校の先生や家族の方々でも気がつかない場合があります。精神的な成長や体の成長には個人差があります。
そういった一人ひとりの個性を大事にして、それぞれがかけがえのない存在だと言うことを知らせていきたいと思っています。
なので、発達障害のお子さん向けの情報や、その先の就職についての情報など、そういったことも含めて、情報を発信していけたら良いなと思っています。

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Q:中長期的な目標を教えてください。

まずは、8ページのものを12ページから今の倍の16ページまで増やしたいと考えています。
ページ数を増やすことによって特集の内容を掘り下げることができ、多用な情報を掲載することができます。
増ページで一年間発行した後に、発行頻度を隔月にしたいと思います。 発行頻度を上げることによって、よりきめ細かい情報を提供し、タイミングよく子どもたちや家族に届くように配慮したいと思います。
さらには、配布先を増やすために発行部数を増やしていくことも検討したいと思います。
発行を続けながら本の主旨に賛同してもらえる方々を増やしていきたいと考えています。

学生との共創で「人を創る」

また、地元の専門学校生にイラスト制作などで参加してもらっていますが、子どもたちが希望すれば雑誌の特集企画や編集も体験できるような体制もとれるように、規模を拡大していきたいと思います。

実際に仕事の現場を体験できる良い機会ですね。様々な人を巻き込んで一つのモノを作っていく。これこそが「ものづくり」の本質ですよね。

やっぱり「ものづくり」と「人づくり」は一緒だと思うので、今フリーペーパーでやりたいことは、教育に特化したものではなくて、「人を創る」ということなんですね。
企業さんからの応援とかいただきながら、障がい者の方でも働けるような職場の紹介だったりとか、自分の将来の選択肢を広めてもらえるような情報を発信していきたいですね。

地方の子は学びの選択肢が少ない

Q:「岩手まなびー」を立ち上げ挙げられたきっかけでもある「課題」について、もう少し掘り下げていきたいと思います。 現在、盛岡市や岩手県が抱えている教育面での課題というものは、どういったことが挙げられるのでしょうか?

都市部ではいろんな選択肢があるので、自分でやりたい子は自分でできるし、またどこかへ行って教えてもらいたいと思う子はそこへ行くこともできます。
地方では、その選択肢すらないんですね。
それこそ、塾に通うのに車で何分も行かなければならないとか。生徒が少ないので、塾側がそちらの方に進出することもないので、もう学校だけで勉強することになります。
あとは、親御さんも学習内容が難しくなるとなかなか教えてあげられないという状況があります。
すると、勉強内容がわからない子はどうしたらよいかといった時に、野放しというか放置されているケースが多いので、そこの部分の教育格差がありますね。

これまでのお話を伺っていると、「選択肢を与えたい」そんな思いが今回のプロジェクトには込められているようですね。

そうなんです。 高校生活のバリエーションを増やしたいというのがありまして。 普通高校に行って、卒業して、大学へ行くというその道だけではない、いろんな道があるんだよと。
例えば通信制もあるし、他にも道が沢山あるんだよということを今後取り上げていきたいと思っています。

生きるヒントを届けたい!

Q:最後に、プロジェクトを応援してくださる皆様へのメッセージをよろしくお願いします!

全国の中で、自分たちの生きかたに迷ったりとか、人間関係に困ったりとか、もっと勉強したいとか、そんな悩みを抱えた子どもたちやその親御さんに、生きていくヒントを届けられるように、できるだけ長く、沢山のフリーペーパーを発行したいと思います。
子どもたち一人ひとりが自分の存在をそのまま肯定でき、自分の個性を生かした人生を送ることができるように応援したいと思います。
主旨に賛同していただき、是非ともご支援をいただきますよう、よろしくお願い致します。
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トライアングルカンパニーホームページ

モノホライズン

 

E-mail:monohon@chugai-tec.co.jp
TEL:03-3863-0044