モノホライズンレコード

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【株式会社クックレインボー】吹きこぼれさせない準圧力鍋「クックレインボー」

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株式会社クックレインボー

2013年創業。神奈川県相模原市。前身の会社ではガスコンロの修理メンテナンスを手がけ、故障の主な原因となる「ふきこぼれ」に着眼点を置き、約4年をかけ革新的な鍋「クックレインボー」を開発。圧力鍋と普通の鍋の中間にあたり、様々な調理が楽しめる。

クックレインボーラインナップ

モノホライズンショップにて販売中!

インタビュー

モノホライズン編集部

全員参加型ものづくりプラットフォーム「モノホライズン」を運営する。全国のものづくり中小企業に日の目を当て、新しいものづくりの価値を創造すべく、奔走する。

五十嵐誠氏

株式会社クックレインボー代表取締役社長。株式会社ヤスムラ商会のオーナーである安村氏の開発した、ふきこぼれしない準圧力鍋「クックレインボー」を引き継ぎ、2013年より株式会社クックレインボーの代表を務める。趣味はもちろん、料理。

会社紹介

Q:株式会社クックレインボーについて教えてください。

元々、水周りのサポート事業を展開するN社の正規代理店として、株式会社ヤスムラ商会が、ガスコンロの修理・点検業務を行っていました。
その中で、オーナーである安村がクックレインボーを開発し、2013年に独立して現在は私が代表を務めています。

ガスコンロの点検をしていた中で生み出されたアイデア

Q:クックレインボーを開発されたきっかけはなんでしょうか?

修理・点検の中で、様々なお客様の声をお聞きすると、ガスコンロの故障は「吹きこぼれに由来」するものが約7割だということが明らかになりました。
今ではフラットなものも増えてきましたが、古い形のガスコンロですと、構造も複雑で危険な部位もあったりと、掃除がしにくいです。
やがて料理中に吹きこぼれてもそのまま放置してしまい、汚れがこびり付くことによって火がつかなくなる、というのが多くの故障の原因になっていました。
そこで現在の弊社オーナーで鍋の開発者でもある安村が、「吹きこぼれない鍋」を作ってしまおうということで、クックレインボーの開発が始まりました。

着火部分に放置された汚れや焦付きが故障の原因になる

着火部分に放置された汚れや焦付きが故障の原因になる

Q:お客様の声をもとに課題を見つけられ、現場の視点でしか得られないような、なんとも思い切った素敵な発想ですが、確かに「吹きこぼれない鍋」は聞いたことがありま せん。 過去に誰も作ろうとしなかったのでしょうか?

そもそも、「鍋は噴きこぼれるものだ」という前提があったんです。当たり前すぎて、誰もそれを問題視していませんでした。

どこの会社も「そんなもの作れるわけがない。」

Q:「当たり前にある誰もが気づきにくい課題に取り組む」というのは、イノベーションの原点な気がします。開発はスムーズに進んだのでしょうか?

現在の形に至るまでには丸4年かかりました。
「鍋は噴きこぼれるものだ」と言いましたが、それが当たり前に感じられるほど、吹きこぼれを無くすというのは大きな壁でした。
ダンボールで形を考えたり、市販の鍋に穴を開けたりしながら、作った試作品は100以上になります。
もともとガスコンロの修理・点検を行っていたので、鍋を製作してくれる会社さんも それこそ100、200と当たりましたが、どこも「そんなもの作れるわけがない」と断られてしまいましたね。

Q:壮絶ですね・・・。どこからも断られる難しい鍋の開発に協力してくれる会社は見つかったのでしょうか?

現在、「クックレインボー」を作ってくださっている宮﨑製作所さん*1からも最初は断られてしまいましたが、オーナーの熱意に応えていただくことになりました。

足りないものは外から引っ張ってくる=オープンイノベーションですね。
必要とするものを提供してくれる人を見つけられるかが、一番大切なことだと気付かされますね。

コア技術は「クックハット」

Q:クックレインボーはどのようにして吹きこぼれをさせないようにしているのでしょうか?

試行錯誤の結果、取っ手のダイヤルを調節することにより、中の蒸気の圧力を調節し、適度に蒸気を逃がす「クックハット」*2を開発することに成功し、これにより吹きこぼれを無くすができるようになりました。
厳密に言うと、蓋の上部から適度に吹き上げた水分を流し、その水分を鍋の縁で受け止める形になります。
受け止めた水分が、ウォーターシール効果と呼ばれますが、鍋と蓋の間に入り込むことにより、さらに密閉されます。

クックハット

ふきこぼれを防止する特許部分の「クックハット」

開発への熱意、数え切れない試行錯誤、製作会社との出会い、これらを乗り越えて生み出された画期的な準圧力鍋、素敵です。

Q:クックレインボーさんは今どのような体制なのでしょうか。

今は営業から受注、梱包、伝票作成、発送までほとんどを私1人で行っています。

死ぬときは鍋と一緒

まだまだ「クックレインボー」は走り始めたばかりですが、足りないものは、互いに補い合いながらこれから一緒にその魅力を発信していきましょう!
今後の躍進に期待です。
Q:それでは、クックレインボーに対する意気込みをお聞かせください。

死ぬときは鍋と一緒です。 「ガスコンロを綺麗に。」そんな思いから約4年かけて生まれた製品です。 思い入れはもちろん、何よりも本当に素晴らしい製品ができたと思っています。

素敵な意気込みをありがとうございました!
これからのクックレインボーの進化を楽しみにしています!
お嫁さんにプレゼントして、私が使いたいと思います。

・・・お嫁さんまだ居ませんでした。(END)

クックレインボーラインナップ

モノホライズンショップにて販売中!

株式会社クックレインボーホームページ

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