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モノホライズンレコード

”会話が生まれる”全員参加型のものづくりサービス「モノホライズン」のブログです。

展示会レポート「中小企業 新ものづくり・新サービス展」に行って補助金を勝ち取るコツを聞いてきた!【モノホライズン白書】

こんにちは。 モノホライズン運営事務局の前田です。

モノホライズン白書」を連載し、お役立ち情報を配信しています!

よろしければ過去の記事も見ていってください。

 

 

  

今回は「展示会レポート」第四弾です。

東京ビックサイトで開催中の「中小企業 新ものづくり・新サービス展に行ってきました!

 

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昨年、各都道府県のものづくり補助金*1を受けた企業の成果発表会のようなイベントといえば、おわかりいただけるでしょうか。

ものづくり補助金というと、ネジや工業用の機械などを想像されるでしょうが、情報産業やアプリ開発、さらには食品などジャンルは様々でした。

 

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↑こちらは群馬の花山うどんといううどん屋さん。会場入ってすぐのところにあってビックリ!

 

それぞれの会社さんに「どうやって補助金の申請を通したのか」「補助金を受けるコツ」などを聞いてきました。

 

それではどうぞ。

1,失語症の方に届け!アプリ 喚語屋言兵衛(かんごやごんべえ)

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喚語屋言兵衛とは、広告制作会社株式会社アドバンプレスさんが開発されたアプリです。

多様な失語症の症状の中でも喚語困難者の方のためのツールでは全国で約50 万人(民間の推計だそうです。)ほどいる患者さんの助けになれば、と開発されました。

喚語困難:言葉に還元するまでに滞ってしまい単語などが即座に出てこないこと

 

なぜ?広告会社がアプリを?と思って代表の明欣彦(あきらよしひこ)様にお話を伺ってみたところ、明様のご友人がこの症状にかかってしまい、これは絶対に世の中に必要なものだと感じたとのことでした。

 

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アプリの画面を見ていただけるとお分かりいただけると思いますが、さすが広告会社!見せ方のプロ!って感じですね。単語は3,470語(自身で追加可)

市役所の各課の名前まで登録されているといえば、その単語の豊富さが伝わると思います。

 

「これを持って患者さんに外に出ていって欲しいんですよね・・・」と語る明社長、なんとこの度3年かけて年内のリリースまでこぎつけたとのことです。おめでとうございます。

 

そこまで聞いて感動していた私ですが、「いかんいかん補助金についても聞かないと・・・」と思い直してコツや決め手になった部分について聞いて見ました。

当時を振り返って大きかったなぁと感じた部分としては、とにかく世の中に必要なものを開発したいという旨を熱意を持って説明されたそうです。

他には失語症の方と一緒に開発されている点などもお話を聞いていて大きかったんじゃないかなと思いました。

 

もともと私はIT技術やIoTの考え方は高齢者の方や障がいのある方の生活を豊かにすることができる、と思っていたので是非とも失語症の方にこのアプリが受け入れられて、外に出流きっかけになって欲しいなぁと思います。

貴重なお話、ありがとうございました!

 

2,ハレの日は京都料亭の味をみんなで!辰馬コーポレーションさん

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先ほどはうどんの会社さんをお見せしましたが、今度は京都の料亭さんです。

ブースがオシャレで目を引いたのでお話を聞きました。

 

こちらのブースで紹介されていたのは高齢者やお子さんも食べられるお料理

ペースト状にされていて、味は京都の料亭なので折り紙つき。

 

 

ん、ものづくり補助金?

と思いきや、

 

 

補助金は無菌室を作るために申請したそうです。

 

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せっかくのハレの日、みんなで集まってお祝いする時に同じものを食べてほしいという気持ちで作ったとのことです。

おかみさんに今度京都に遊びにおいでよ!といっていただいた挙句、ポン酢のお土産までいただいて・・・ありがとうございました。

まずはネット販売からでしょうか?全国の皆さんに届けられることを期待してます!

 

3,補助金マスター?食品業者向けの機械製造 株式会社ヤナギヤ

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「お前変わったブースばっかり紹介してるだろ!」

とお思いの方、こちらの会社さんは食品業者向けの機械製造の会社です。

私が来場する前に想定していたようなものづくり会社さんですね。

 

こちら、後ろに写り込んでいる機械は、去年申請が通ったカニカマを作成する機械です。一昨年も海老のイミテーション食品*2を作るために申請して2年連続で補助金がおりたとのことでした。

「こういう会社さんってどういう風に補助金を獲得しているんだろう」と考え、担当の方に話を聞くと、以下の2点を心がけたとのことでした。

  • 中小企業団体中央会(補助金の申請の可否を握っている団体)にしっかり相談しながら物事を進めた。
  • ガイドブックをしっかりと読み込んで、それに沿った書類を作り上げた。

確かに、各都道府県の中央会の方も補助金を配らなくてはならない。

しかし、適当なところに配ってその成果がでないのは問題になる。

よって、やりとりがしっかりできて書類に不備がない。そういうところが選ばれるのは必然だと思います。

私が選ぶ立場でも同じところを重視すると思います。

 

やはり、関係性ができている担当者がつくと書類の不備を指摘してくれたりするんだとか。

これは必ずではないでしょうが、まずは中央会を訪問して相談してみるのがいいのかもしれませんね。

 

ちなみにここまで担当の方に話していただいて「めっちゃ研究してるなぁ・・・補助金マスターかな?」と思い、それをそのままぶつけると、最近は他の会社さんにノウハウを教えているとのことでした。

「ちゃんとした会社に補助金が行き渡る方が社会的にも、ものづくり企業的にも、いいことですからね。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

貴重な情報ありがとうございました!

 

4,車の修理会社が立ち上げたアルミカバンの会社 有限会社スタジオプロペラ

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スタジオプロペラさんは車の修理会社である有限会社永遠ボディーさんがカバン製造のために立ち上げた会社です。

持ち上げた瞬間あまりの軽さにビックリしました。

その秘密は素材。アルミでできているので、耐久性と軽さを両立できているとのこと。

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耐久性と軽さだけでなく、オシャレさも両立できているなぁと感じました。

板金工場で培った伝統的な職人芸を応用して製品にしているとのこと。

形を変えつつも技術が必要とされて残っていくのは嬉しいですよね。

先ほどの広告会社が作ったアプリをご紹介しましたが、最近既存の技術を製品に落とし込んで販売する会社さんが多くて、とても面白いです。

今後も、このような事例をご紹介していきたいです。

 

最後に

今回は初日に行ったのであまり人も多くなく、しっかりと現地で生の声を聞くことができました。

正直にいうと「補助金?なんとなく通ったなぁ」とか「コツ?会社が創業〇〇年で古いから!」などの意見もあり、運の要素もあるんだろうなという印象でした。

しかし、少なくとも今回ご紹介した事例のように、社会的意義がある商品のために補助金が必要だと訴えたりちゃんと先方のことを考えた進め方をしていれば補助金がおりる可能性を高めることはできそうです。

補助金に関してはものづくり企業の方も気になると思いますので、今後も調査して更新していきます。

モノホライズン運営事務局の前田がお届けいたしました。

それではまた!

 

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*1:ものづくり補助金:


公募等の状況について 公募等の状況(28年11月11日時点)(PDF形式:456KB)(28年11月17日更新) 平成28年度予算/平成27年度補正予算の概要

*2:イミテーション食品:


コピー食品(コピーしょくひん)とは、他の食材に似せて、別の食材を用いて作った加工食品。天然の食材が高価で稀少な場合にしばしば製造されるが、病気などによって食物制限がある場合に、代用食として用いられる場合もある。また、意外性、意匠性を目的に作られる場合もある。